フランキンセンス(オリバナム/乳香) 精油(エッセンシャルオイル)
フランキンセンス(オリバナム/乳香)(Frankincense)のプロフィール | |
項目 | 特徴 |
学名 | Bosweiiia carterii / Bosweiiia thurifera |
おもな成分 | モノテルペン炭化水素類のα-ピネン、リモネン、p-パラシメン |
科名、抽出部位、方法 | カンラン科、樹脂、水蒸気蒸留法 |
ノート | ベースノート (安定して長く持続する香り) |
心に対する働き | 呼吸をゆっくりとさせ、深く落ち着くことができます。 また、不安や脅迫観念などをやわらげてくれます。 |
体に対する働き | 肺を浄化する働きがあるので、ぜんそくや気管支炎、花粉症やインフルエンザの
カタル症状(鼻水や充血)などの呼吸器系の障害をやわらげます。 出産のときや産後の抑うつにも役立ちます。 |
肌に対する働き | 新しい細胞の成長を促すので、特に老化肌によいです。 ネロリとともにしわやたるみを予防し、はりを与え、しっとりさせます。 |
精油の使い方の例 | 風邪などのせきには、背中や胸のトリートメントをすると楽になります。
吸入やアロマバスでもよいです。 乾燥やしわが気になるときには、トリートメントやスキンフレッシュナーにまぜて使ってください。 ネロリとブレンドしてもよいです。 気持ちが沈んでたり、眠れないときにお部屋に香らせるとよいです。 オレンジ・スィートやクラリセージ、ラベンダーとブレンドしてもよいです。 トリートメントはアロマテラピーの楽しみ方、利用法を参考にしてくださいね。 |
フランキンセンスは中世のフランス語で「質の高い薫香」という意味の 「フランク・エンツェンツ」に由来しています。「オリバナム」「乳香」とも呼ばれています。 古くから祭壇や寺院で大切に使われてきました。 新約聖書でイエス・キリストが誕生したときに、東方の三賢人が黄金、ミルラとともに フランキンセンスを贈り物としてささげたこというくだりがあります。 フランキンセンスは、黄金とおなじくらいに貴重なものとされていました。 フランキンセンスもミルラも同じカンラン科の植物ですが、 ミルラが「固める」働きが強いのに対して、フランキンセンスは「通りをよくする」働きが強いのが 特徴といわれています。 おだやかで気品のある香りは、呼吸を深めて、心の静けさを取り戻すのに役立ちます。 |
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フランキンセンス(オリバナム/乳香)はアロマテラピー検定1級対象精油です。 ☆アロマテラピー検定からみた「フランキンセンス」の精油のポイント ・科名 カンラン科 ・抽出部位 樹脂 ・別名をオリバナム、または乳香という。 ・古代から宗教的な儀式に使われてきた。 ・キリストの誕生物語で、黄金、没薬とともにささげられた香りである。 |
【アロマテラピー検定1級、2級の精油一覧】
イランイラン:オレンジ・スイート:カモミール・ローマン:カモミール・ジャーマン:クラリセージ:グレープフルーツ
:サイプレス:サンダルウッド(白檀):ジャスミン:ジュニパーべリー:スィートマージョラム :ゼラニウム:ティートリー(ティーツリー)
:ネロリ:パチュリ:ブラックペッパー:フランキンセンス( オリバナム/乳香 ):べチバー:ペパーミント:ベルガモット
:ベンゾイン(安息香):ミルラ(マー/没薬):メリッサ(レモンバーム):ユーカリ(ユーカリタプス):ラベンダー:レモン:レモングラス
:ローズアブソリュート:ローズオットー:ローズマリー
アロマテラピー検定1級、2級の以外の精油も載せています。
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